仕組まれた動乱は何を生むのか
ルドルフによってフィノワールの姿を明かされてしまったフィーネは、戦争の責任を責められ国民に断罪される。さらにルドルフは皇女卿の剥奪を宣言し、リュート卿和国は動乱の渦に巻き込まれていくのだった。
ソーラはルドルフを問いただすと、フィーネ達を撃ち落とした事故もルドルフによって操られていたことを知り、激昂する。しかし、かつてリュート最強と言われたソーラもルドルフには敵わないことを悟ると、エッジャの村人たちの元へ戻り、彼らを守り抜いて命を落とす。
そしてアタリーは、フィーネの窮地を救うため独立国「グランエッジャ城艦国」を宣言する。
HPより引用
BACK 15 感想
フィノワールのゼツ凱帝に対する悪態を目撃した民衆はフィーネ姫を追放しようと動乱を起こす。ルドルフの執事ディソナンザによって事態はさらに悪化していく、すべてはルドルフの思惑通りなのか?
ルドルフの罠によってたくさんの人々の人生が狂わされていく
アロウもフィーネもソーラ先生とプラークも・・・。
何よりリュートという国そのものが破滅へ向かっていく。

「バック・アロウ」公式サイトより
©谷口悟朗・中島かずき・ANIPLEX/バック・アロウ製作委員会
いち早くそのことに気付いたソーラ先生の行動がエッジャ軍を震い立たせる。ピース政務卿に国家レベルの話し合いに国を追われた流浪の民であるエッジャ軍に口を出される筋合いはないと罵倒されてしまうが、その言葉に反論したのはアタリーだった。
グランエッジャが私たちの国だと堂々と独立宣言をするアタリーは感動的です。
なんの力にもなれていないと自分の存在意義を見失っていたアタリーが自分たちを頼って亡命してきたフィーネを守るために立ち上がる。
実にアタリーらしい素敵なシーンです。

「バック・アロウ」公式サイトより
©谷口悟朗・中島かずき・ANIPLEX/バック・アロウ製作委員会
ここに注目!
ソーラ先生が悲しすぎる。
自分の過去の過ちに苦しみ、その苦しみから逃げるように生きてきた先生。
その原因がルドルフの仕業だと知ったときはどれほどの憤りと怒りを感じただろうか・・・。
しかし、力ではルドルフを相手にどうにかなるはずもなく。
せめてエッジャ村の人々だけでも救おうとするソーラ先生。
その結果、命を落としてしまう。
あまりにも悲しすぎるソーラ先生の人生だが
その行動があったからこそのアタリーの行動だと思う。
まさしく
「行動の果てには、結果という答えが待っている。」by C.C.
なのである。