我が赴くは星の群か
リンガリンドに残ったフィーネ達は、ルドルフと戦っていた。しかしフィーネが集中攻撃を浴びて絶体絶命かと思われたその瞬間、死んだはずのゼツとフィノワールが現れる。エピタフマウンテンの破壊により一時的に実体化できたゼツ達は、リンガリンドに残る人々と共に渾身の一撃を放ち、遂にルドルフを消滅させた。
一方その頃、アロウ達は聖域の最深部でガーディアンと対峙していた。そこで、この世界の成り立ち、神の正体を知る。頑なにリンガリンドを殲滅しようとするガーディアンに対し、アロウは「神を故郷の星に帰す」と宣言する。だから、もうリンガリンドに手を出すな、と。
そしてその思いは神に届き――
HPより引用
BACK 24 (最終話) 感想
とうとう最終話です
ついに神の正体があきらかになりました
天才のシュウが分かりやすく解説してくれています
シュウ『神とは、この赤ん坊。世界とは…この子を守るために作り上げられた生命維持装置と、それを守るシステムのこと。全てのリンドと人間たちは…神が生きるための信念子を作り、抽出するために誕生したんだ』

©谷口悟朗・中島かずき・ANIPLEX/バック・アロウ製作委員会
そして、リンガリンドの人間はシステムが決めた範囲を超え、生存性能が強くなりすぎた
強すぎる生存性能は、増殖が転移を招きシステムの暴走に繋がる
システムが暴走すれば神である赤ん坊を守れない
だから、殲滅するということになったわけである
さらにシステムを守るこのガーディアンがめっちゃ強い
もう絶望的なぐらいに強い
一方、ルドルフとの戦いも苦戦していた
仲間を回復し続けてきたフィーネもそろそろ限界か?
と思われたその時、まさかの展開が!
ゼツとフィノワールが復活!
フィーネに「良く頑張ったじゃない」とねぎらうフィノワール
どうやらエピタフマウンテンを破壊したことで
データがまだ送られずに残っていたのだ
フィノワール「調子ん乗ったテメェが、死んだ連中の亡骸使って攻撃してる中に…あたしらのデータがあったのさ!」
ゼツ「アロウがワシらに再び実体化する力をくれたというわけだ」
アロウの祈りはちゃんと届いてたんだね

©谷口悟朗・中島かずき・ANIPLEX/バック・アロウ製作委員会
一気に形成逆転!二人でルドルフをボッコボコ!
さらに総攻撃、みんなが活躍する展開
バイ将軍、ゴウ将軍、プラーク機甲師団、最高かよ!
でも、所詮データのゼツとフィノワール
もう消えてしまいそう・・・
とどめの一撃は震えるほど熱いものだった
リンガリンドの全力信念!
アスタルトハート
ゼツとフィノワールを矢で放つ
覇道天弓のフィーネバージョン!
放たれたゼツとフィノワールは
ルドルフとディソナンザを連れて神の領域へ
神の領域は信念子が足りてないので直接送り込むってわけです
そのことをゼツに教えたのはソーラ先生・・・鳥肌が止まらないよね
信念子が補充されたアロウたち
ホントにこれが最後の戦いです
補充されたとは言えまだまだ足りない信念子
シュウはビットに突撃しろと伝えるが
らしくない作戦に戸惑う一同
だがビットだけはこの作戦を理解していた
すごいぞ大元帥!
ここから気持ちいいほどに”人頼み”全開です
あれこれ説得するも応じないガーディアン
彼もまたシステムの一部に過ぎず
プログラムされていないことには対応できないようだ
話しても無駄ならやるしかない!
ということで必殺技炸裂!
破天明光斬
全員で必殺技の名前を叫ぶのって最高だよね
がしかし、それでも倒せない・・・
と思いきや突如、消えていくガーディアン
神がアロウ達の赤ん坊を故郷に連れていくという意見を受け入れたってことなのかな?
それから1か月後、アロウたちは新たな目的地へ向け出発するのだが
この期間にシュウの成し遂げたことが天才すぎる!
そのシュウが高らかに宣言
『じゃあ、発進するよ。目的地は神たちの母星。呼び名は太陽系第3惑星。地球!』
アロウが応える
『おう!行こうぜ!次に超える壁は宇宙に広がる星の群れだ!』

©谷口悟朗・中島かずき・ANIPLEX/バック・アロウ製作委員会
ここに注目!
新たな旅の始まりで物語を終えたバック・アロウ
個人的には素敵な終わり方だと思う
”星の群れ”という壁を越えて地球を目指す
リンガリンドの壁を越えなければ地球を目指すこともなかったわけで
何にも目標を持たずに生きるのと目標を持って生きるのでは
越える壁の意味とか価値とか違ってくると思うし
壁を越えなければ次の壁もない
バック・アロウの名前の由来はバッキャロー
つまり無理とか無謀とか言われようが
壁の向こうへ行こうとする馬鹿野郎にしか権利すら与えられない
前に進もうとしなければ立ち止まっているだけ
行動をしなければ結果は生まれない
その壁を越えれば新しい世界が見えるかもしれないから頑張ろうぜ!
っていう前向きなお話なのかな?
前進が常にプラスでもないし立ち止まることがマイナスということもない
何事にも後悔という結果が生まれてしまうことはあるけど
そこから何かを学び成長できるならプラスなのかもしれない
ただ何もしないというのはあまり良い結果がない気がする
”とことんまでに人頼み”が信念のビット君だって
人にまかせて自分は何もしないというわけではない
ビビりながら涙を流しながら強大な敵に立ち向かっていた
その結果があの大活躍なのである!